フィリピン人

【在留資格別】数字で見る在日フィリピン人の人口推移

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この記事では、日本に住むフィリピン人の人口推移や在留資格の傾向をわかりやすく紹介します。
数字の背景には、「働く・学ぶ・暮らす」を通して日本社会に貢献する多くのフィリピン人の姿があります。
採用を検討する企業や外国人雇用に関心のある方にとって、今後の人材確保のヒントとなる内容です。

フィリピン人は日本社会でどのように増えている?

日本に住むフィリピン人は年々増加しており、その多くが地域社会や企業の現場で欠かせない存在になっています。
技能実習、留学、特定技能、永住など、さまざまな在留資格を通じて日本と深く関わっています。

在日フィリピン人の全体像と人口推移

令和6年12月時点で、在日フィリピン人は341,518人です。

出典:在留外国人統計(政府統計の総合窓口「e-Stat」)

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tclass=000001048670&cycle=1&year=20240&month=24101212


ここ数年で安定的に増加を続けており、とくに介護・製造・宿泊業などの分野で活躍する方が増えています。
以下の表は、過去10年間のフィリピン人の人口推移です。

年度人口
平成27年(2015年)12月229,595人
平成28年(2016年)12月243,662人
平成29年(2017年)12月260,553人
平成30年(2018年)12月271,289人
令和元年(2019年)12月282,798人
令和2年(2020年)12月279,660人
令和3年(2021年)12月276,615人
令和4年(2022年)12月298,740人
令和5年(2023年)12月322,046人
令和6年(2024年)12月341,518人

在留資格別に見るフィリピン人の特徴

フィリピン人の在留資格は幅広く、働く目的や生活の形に応じて多様です。
特に技能実習や特定技能の分野では、真面目で勤勉な人材が多く、日本の現場に安心感をもたらしています。

  • 技能実習生:45%
  • 留学生:25%
  • 特定技能:15%
  • 永住者:10%

永住者や家族滞在者も増えており、地域に根ざした生活を送るフィリピン人が多いのも特徴です。
この安定した定住傾向は、企業にとっても長期的な人材確保につながります。

フィリピン人が選ばれる理由

フィリピン人は英語力が高く、明るく社交的な性格で知られています。
また、多文化に適応しやすく、チームワークを重視する傾向があるため、日本企業との相性も良好です。
「働きながら学びたい」「家族を支えたい」という前向きな動機を持つ人が多く、現場での定着率も比較的高いといわれています。

地域別に見るフィリピン人の活躍

在日フィリピン人は、首都圏だけでなく全国に広がっています。
とくに東京・大阪・愛知ではコミュニティが形成され、仕事・生活の両面で支え合う文化が根づいています。

地域人口
東京10万人
大阪8万人
愛知5万人

地方では介護や農業分野での受け入れが進み、地域の担い手として重要な役割を果たしています。
彼らの存在が、地域経済の持続性を支える一助となっています。

今後の展望:フィリピン人材が広げる可能性

日本政府は、特定技能制度の拡充や外国人受け入れ環境の改善を進めています。
こうした流れの中で、フィリピン人の活躍の場はさらに広がるでしょう。

より安定した在留とキャリア形成へ

永住や家族滞在への移行を希望する人も増えており、「日本で長く働きたい」という声が強まっています。
企業側にとっても、長期雇用・スキル定着の面で大きなメリットがあります。

共に成長するパートナーとして

フィリピン人の明るさと柔軟さは、多文化共生社会の中でますます価値を増しています。
異なる文化を理解し合いながら共に働くことで、職場には新しい風と活力が生まれます。

まとめ:フィリピン人採用は未来への投資

フィリピン人は、語学力・協調性・責任感の三拍子がそろった人材です。
データで見る人口増加は、単なる数字ではなく、日本社会への信頼と貢献の証といえるでしょう。
外国人採用を考える企業にとって、フィリピン人材は「ともに成長できるパートナー」です。

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